A ア

AD&D (読み:えーでぃーあんどでぃー)

 アドヴァンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズの略。詳しくは、アドヴァンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズの項目を参照。

 

アドヴァンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ (Advanced Dungeons & Dragons)

 D&Dをさらに発展・改良し、より広範な状況をサポートする目的で制作されたファンタジーRPG。アメリカではTSR社により制作・販売され、日本では新和より翻訳・販売された(販売されたものは、英版の第2版に当たる)。難解なシステムと膨大なデータによりあまり日本ユーザーには受け入れられなかったようだが、その系譜を現行のD&D3eに残している。

 

D ダ行

D10 (読み:でぃーじゅう)

 10面体サイコロのこと。または、10面体サイコロを放ることを指す。

 Dはダイス(Dice)の頭文字である。

 Dの前に数字がつく場合があるが、その場合はそのサイコロをいくつ使うかを示している。

 (用例:それじゃ、2D10でも振ってくれ)

 

D100 (読み:でぃーひゃく)

 100面体サイコロのこと。または、100面体サイコロを放ることを指す。

 ただし、100面体サイコロは直径が6cm以上あるため、あまり使用されず、D10を2つ使用して代用することが多い。その場合、違いのある(色が違う、大きさが違う等)D10をそれぞれ10の位と1の位に見立て使用する(特例として0と0だったならば100として扱う。それ以外は一桁の数値となる)。

 Dはダイス(Dice)の頭文字である。

 Dの前に数字がつく場合があるが、その場合はそのサイコロをいくつ使うかを示している。

 (用例:それじゃ、1D100でも振ってくれ)

 

D12 (読み:でぃーじゅうに)

 12面体サイコロのこと。または、12面体サイコロを放ることを指す。

 Dはダイス(Dice)の頭文字である。

 Dの前に数字がつく場合があるが、その場合はそのサイコロをいくつ使うかを示している。

 (用例:それじゃ、1D12でも振ってくれ)

 

D20 (読み:でぃーにじゅう)

 20面体サイコロのこと。または、20面体サイコロを放ることを指す。

 Dはダイス(Dice)の頭文字である。

 Dの前に数字がつく場合があるが、その場合はそのサイコロをいくつ使うかを示している。

 (用例:それじゃ、1D20でも振ってくれ)

 

D4 (読み:でぃーよん)

 4面体サイコロのこと。または、4面体サイコロを放ることを指す。

 Dはダイス(Dice)の頭文字である。

 Dの前に数字がつく場合があるが、その場合はそのサイコロをいくつ使うかを示している。

 (用例:それじゃ、2D4でも振ってくれ)

 

D6 (読み:でぃーろく)

 6面体サイコロのこと。または、6面体サイコロを放ることを指す。

 Dはダイス(Dice)の頭文字である。

 Dの前に数字がつく場合があるが、その場合はそのサイコロをいくつ使うかを示している。

 (用例:それじゃ、2D6でも振ってくれ)

 

D8 (読み:でぃーはち)

 8面体サイコロのこと。または、8面体サイコロを放ることを指す。

 Dはダイス(Dice)の頭文字である。

 Dの前に数字がつく場合があるが、その場合はそのサイコロをいくつ使うかを示している。

 (用例:それじゃ、2D8でも振ってくれ)

 

D&D (読み:でぃーあんどでぃー)

 ダンジョンズ&ドラゴンズの略。詳しくは、ダンジョンズ&ドラゴンズの項目を参照。

 

ダンジョンズ&ドラゴンズ (Dungeons & Dragons)

 1974年にアメリカのTSR社により制作・販売されたファンタジーRPG(著者はゲイリー・ガイギャックス)。日本では、1985年に新和が邦訳して発売していた(絶版)。現在、ホビージャパンより発売されているダンジョンズ&ドラゴンズは第3版(現在は3.5版)であり、アメリカでも(TSRを買収した)ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社より販売されている。この第3版は旧来のダンジョンズ&ドラゴンズの後継作ではなく、AD&Dの後継作であるため、TSR社より販売されていたダンジョンズ&ドラゴンズは今のところ息絶えたと言って良い。

 TSR社より販売されていたダンジョンズ&ドラゴンズは、「クラシック」や「旧版」などと呼ばれ、現行のものは単にダンジョンズ&ドラゴンズとか「3e(3.5e)」、「3版」などと呼ばれている。

 

ドラゴンクエスト (Dragon Quest)

 1986年からエニックス(現スクウェア・エニックス)より発売されたコンピュータ・ゲームソフト。現在までに8作品(外伝的シリーズを含めるともっとある)発売されており、日本を代表するゲームとしてその地位を築いている。RPGと言うジャンルを一般に広めたシリーズと言える。

 

G ガ行

GM (読み:じーえむ)

 ゲームマスターの略。詳しくは、ゲームマスターの項目を参照。

 

ゲームマスター (Game Master)

 ゲームの進行役。ゲームをするうえでPCの行動を公平に判定したり、PC以外のキャラクターを動かしたりする。また、システムにのっとってシナリオを構成する人でもある。モノポリーで言うところの銀行役。

 

H ハ行

ハウスルール (House-rule)

 仲間内のみで適用されるルール。公式ではない(システムに付随していない)ルールのこと。

 システムの存在自体を崩壊させるものから小技的なものまでとプレイグループによってその趣は異なる。また、ハウスルールを使用しないことを絶対の規則としているプレイグループも存在する。

 大抵の場合、ハウスルールはシステムを取り扱うGMによって提案される。

 

K カ行

キャサリン (Catherine)

 本名はキャサリン・ローレンス(Catherine Laurence)。25歳。独身、だが彼氏有り。

 アメリカ、ルイジアナ大学の博士課程にて学ぶ才女。

 機転が利き、周りの人に気を使える人間。しかし、ちょっと意地悪な一面も持つ。

 スティーブとはゲーム仲間で、彼の無茶な行動にはいつも頭を抱えている。 

 本稿では、プレイヤーに対してあらゆる危機的状況を提供するGM

 尊敬する偉人はシュヴァイツァー。口癖は「...aha, what do you want to Next?」。

 

キャラクター (Character)

 ゲーム世界で活動する人や怪物のこと。PCに限らず、NPCやモンスター等をも含む総称。

 

M マ行

マスター (Master)

 ゲームマスターの略。詳しくは、ゲームマスターの項目を参照。

 

魔法使い (Magic User; Magician; Wizard)

  1.  並々ならぬ勉学と研究の果てに人知を超える現象を引き起こす魔法を習得した者たち。魔法を使って、戦闘やその他の雑事を容易く切り抜ける術を持つ切り札的存在。また、膨大な時間を勉学に費やしていることがほとんどで博識であることが多い。そのためか非力であり、現実的な力が作用する場面では他者に守られることが多く、その力を誇示できぬままこの世を去る場合もある。

  2.  魔法が使えなければ、一般人よりも劣る存在。素っ裸で洞窟の通路を走らされる可能性が最も大きな職業。その場合、パーティをリストラされる前にこの世からリストラされる確率の方が高い。

N ナ行

NPC (読み:えぬぴーしー)

 ノンプレイヤーキャラクターの略。詳しくは、ノンレイヤーキャラクターの項目を参照。

 

ノンプレイヤーキャラクター (Non-Player Character)

 PC以外のキャラクターのこと。大抵の場合、GMが受け持つキャラクターたちの総称。広義的に捉えれば、モンスターもノンプレイヤーキャラクターと見ることができる。

 PCの溜まり場である酒場の店主や事件に関わってくる聖騎士等のこと。

 

P パ行

PC (読み:ぴーしー)

 プレイヤーキャラクターの略。詳しくは、プレイヤーキャラクターの項目を参照。

 

PL (読み:ぷれいやー)

 プレイヤーの略。詳しくは、プレイヤーの項目を参照。

 

パーティ (Party)

 ミッションをこなす上で結成する隊のこと。多くの場合、異なる職業で編成されるが、世の中に大量に余っている戦士のみで構成される場合もある。しかし、そうした場合、GMはいい顔をしないことが多い。

 

プレイグループ (Play-group)

 ゲームを遊ぶ少人数の集団のこと。大抵の場合、気の合う友人同士で形成される。

 規則・制限が緩く、遊び仲間という趣が強い。

 

プレイヤー (Player)

 ゲームを遊ぶゲームマスター以外の人のこと。

 

プレイヤーキャラクター (Player Character)

 プレイヤーが操るキャラクターのこと。キャラクターを介することによってプレイヤーGMの提供する世界に介入することができる。

 ドラクエで言うところの戦士魔法使い等のこと。

 

S サ行

システム (System)

  1.  ルールブックのこと。ゲームを行ううえで行動の成否を判定するためのルールを集めた書物、またはそれに類する媒体。ルールと同義として用いられる場合が多いが、正しくはルールとそのゲームが持つ世界観を踏まえたうえで用いるべきである。

  2.  明確になっている(ルールブック等に記載されている)判定方法のみを指す単語。ただし、そうした判定方法の集合体に対してのみ用いられる。単一の判定方法を指す場合はルールと言われる場合がほとんど。
    (用例:これはなんて隙だらけのシステムなんだ)

シナリオ (Scenario)

  1.  台本のこと。

  2.  ゲームマスターがゲームをする前にあらかじめ作成しておくもの(市販のものもあり、その場合は作成する手間が省ける)。PCたちが物語を進行する上で手引きとなるものであり、物語の舞台やPC以外の登場人物、物語を円滑に進めるための行動判定等が記載されている媒体のこと。または、それ自体の事を指す。

  3.  作成したら最後、GMPLも決して逆らうことのできない悪魔の書。市販のものはミッションを完遂させないように作られており、デザイナーの(システムを無視した)自己満足で終わっているものが多い。ゲーム後はデザイナーへの殺意をGMが肩代わりすることがほとんど(シナリオデザイナーがGMだった場合は目も当てられない惨劇を生む)。
    (用例:今日のシナリオは街外れにある洞窟の探検だ!)

スティーブ (Steve)

 本名はスティーブ・ダグラス(Steve Douglas)。27歳。独身。

 メガネをかけ、金髪を七三分けにした純全たるアメリカン・オタク。

 自分に都合が良い時だけは大きな顔をしたがる困ったヤツ。

 本稿にてあらゆる危機的状況に遭遇する。

 尊敬する偉人はナポレオン。口癖は「Crazy!!」。

 

戦士 (Fighter)

  1.  あらゆる武具の扱いと戦闘技術に精通する者。大抵のシステムにおいて、最も耐久力や防御力が高く、他の仲間を守ることを主な任務とする職業。

  2.  脳みその足りない筋肉バカ。戦闘以外では物を運ぶくらいにしか役に立たないくせに戦闘と言う派手な場面で活躍の機会が多いため最も大きな顔している困ったヤツ。

  3.  どんなに頑張っても決して報われない職業。リストラ候補に真っ先にあがる者たちで、仲間からは鮭のスモークより使えないと思われている。にもかかわらず、都合のいいときだけ頼られるかわいそうな連中。飛び切りのお人好し以外はなれない職業。